「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志が集い、日本の青年会議所(JC)運動は始まったのが、1949年。共に向上し合い、社会に貢献しようという理念により、各地に次々と青年会議所が誕生しました。

1951年には全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所(JCI日本)が設けられました。現在、日本全国に696ヶ所の青年会議所があり、「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良い社会づくりのために、より良い地域づくりのために、日々社会的課題に積極的に取り組んでいます。

さらに、世界125ヶ国に活動拠点を持ち会員数17万人以上の世界で最も大きな青年団体である国際青年会議所(JCI) に加盟しており、各国の青年会議所と連携し、世界を舞台として、さまざまな活動を展開しています。毎年11月には世界会議が開催され、世界中のメンバーが一堂に会する国際交流の場となっています。

青年会議所は、20歳から40歳までの品格ある青年であれば、人格、国籍、性別、職業、宗教を問わず、自由な個人の意志によって入会できます。年度単位(1月~12月)で組織を一新する単年度制を引いており、満40歳になる年の年度 末に卒業となります。

青年会議所では理事長をはじめ、すべての任期は1年に限られます。会員は1年ごとにさまざまな役職を経験することで、豊富な実践経験を積むことができ、自己修練の成果を個々の活動にフィードバックさせていくことができます。

青年会議所におけるさまざまな実践トレーニングを経験した活動分野は幅広く、OBも含め各界で社会に貢献しています。たとえば国会議員をはじめ、知事、市長、地方議員などの人材を輩出、日本のリーダーとして活躍中です。

熊本青年会議所は、熊本市及びその周辺市町村に居住または勤務する青年経済人で構成されています。1955年4月26日に全国で66番目の青年会議所として承認され、2013年1月に社団法人から一般社団法人へ移行、昨年2020年 に65周年を迎えました。

近年の活動として、2014年には、全国の城下町の青年たちの祭典『第33回全国城下町シンポジウム熊本大会』を主管。2016年には、熊本地震から復興の願いを込めて行った『復興事業「くまもと復光祭」~Light of Hope~』。2017年には、世界約80ヶ国の次世代リーダーを招いて行った『第30回国際アカデミーin熊本』。そして、阿蘇→熊本間を歩いて 青少年の育成を育む『阿蘇→熊本徒歩の旅』等、様々な事業を展開してまいりました。

青年会議所の理念である「明るい豊かな社会の実現」のもと、より良い熊本の地域(まち)を創造するために、青年としての英知と勇気と情熱をもって、様々な事業を展開しております。